「ゲームブログは、もうオワコンなのでは?」
「企業の攻略サイトが強い今から始めても遅い?」
「記事を書いても、結局は稼げないのでは?」
これからゲームブログを始めようとすると、こうした不安を感じやすいと思います。
結論から言うと、ゲームブログというジャンル自体が終わったとは言えません。 Colorful Mediaが2026年に運営状況を確認した【ゲームブログ100サイトの実態調査】では、攻略だけでなく、日記・プレイ記録、レビューなどを中心にするサイトも現在運営されていました。
ただし、「ゲームが好きだから記事を書けば稼げる」「攻略記事を大量に作ればアクセスが伸びる」と単純には言えません。大手攻略サイトとの競争、AIを含む検索環境の変化、ゲームごとの需要変動など、個人が考えるべき条件は増えています。
私自身、これまでゲーム系メディアを3回立ち上げてきました。1回目は最高月間約15万PV、2回目は約50万PVまで伸び、現在は3回目となるColorful Mediaを運営しています。ただし、過去の数字が今そのまま再現できるという意味ではありません。
この記事では、100サイト調査と実際の運営経験をもとに、ゲームブログは本当にオワコンなのか、2026年から個人で始める余地はあるのかを整理します。
この記事の要約
- 2026年現在も多様なゲームブログが運営されており、ジャンル全体を「オワコン」と断定できるデータではありません。
- 一方で、大手との競争やAI検索の普及により、既存情報をまとめるだけの運営は差別化しにくくなっています。
- 今から始めるなら、実プレイ・検証など一次情報を作れるか、大手と違う検索意図を狙えるかを基準に判断します。
この記事でわかること
- ゲームブログが「オワコン」「稼げない」と言われる主な理由
- 2026年のゲームブログ100サイトで確認できた実際の運営状況
- 今から個人でゲームブログを始めるか判断するポイント
結論|ゲームブログはオワコンではない。ただし「始めれば稼げる」とも言えない
2026年現在の状況を見る限り、ゲームブログを一括りに「もう終わった」と判断するのは適切ではありません。
実際、Colorful Mediaが固定100サイトを調べたところ、攻略、日記・プレイ記録、レビュー、ニュース、Steam・PCなど、複数の形で運営されているサイトを確認できました。AmazonやGoogle AdSense、ASPなど、具体的な収益化方式を確認できたサイトもあります。
一方で、この調査は100サイトの平均売上や利益、成功率を測ったものではありません。収益化方式が確認できたからといって、そのサイトが大きく稼いでいるとは限りません。
つまり、次の3つは分けて考える必要があります。
- ゲームについて情報を求める読者がいること
- 個人ブログが検索流入を獲得できること
- そのアクセスを収益へつなげられること
ゲームブログが存在しているから簡単に稼げるわけでも、大手サイトが強いから個人には不可能というわけでもありません。
本当に見るべきなのは、自分がどの検索意図に対して、どんな一次情報を提供できるかです。
なぜ「ゲームブログはオワコン」と言われるのか
ゲームブログが以前より難しくなったと感じやすい背景には、いくつかの要因があります。
大手攻略サイトと主要キーワードで競争しやすい
人気タイトルの「ゲーム名+攻略」「ゲーム名+最強」「ゲーム名+リセマラ」などは、多くのプレイヤーが検索するため、大手攻略サイトも力を入れやすい領域です。
企業運営の攻略サイトは、複数人で情報を集め、発売直後から大量の記事を更新できる場合があります。個人が同じ情報を、同じ速度と網羅性で追いかけ続けるのは簡単ではありません。
ただし、「大手サイトがいるゲームは全部無理」という意味ではありません。
同じゲームでも、「序盤でこの条件ならどの装備を使うか」「特定の操作でつまずいたときどうするか」など、検索意図を細かくすると必要な情報は変わります。
具体的な競合の見方や差別化については、【ゲームブログの競合は強い?個人が大手攻略サイトに勝つための分析・差別化戦略】で詳しく整理しています。
AI・検索環境の変化で「まとめ直しただけ」の記事は差別化しにくい
生成AIの普及によって、既存情報を整理して文章にすること自体のハードルは下がりました。
そのため、公式サイトや他サイトにある情報を集め、表現を変えて並べただけの記事では、「そのページを読む理由」を作りにくくなっています。
Googleは、「people-first contentのガイド」で、独自の情報・調査・分析があるか、他の情報源を単にコピー・書き換えするのではなく追加価値を提供しているかを自己評価項目に挙げています。また、「生成AI検索向けのガイド」でも、実体験に基づく独自の視点や、一般的な情報だけではない価値を持つコンテンツを重視する考え方を示しています。
ここで重要なのは、「AIを使ったらダメ」という話ではありません。
Googleも、「生成AIコンテンツに関するガイダンス」で、生成AIは調査やオリジナルコンテンツの構成整理に役立つと説明しています。一方で、ユーザーへの価値を加えず大量のページを生成する行為は、scaled content abuseに該当する可能性があります。
ゲームブログでAIを使う場合も、実際のプレイや公式情報を土台にする考え方が重要です。具体的な使い分けは、【ゲームブログでAIを活用する方法】で解説しています。
ゲームごとに検索需要の寿命と変動が大きい
ゲームブログには、扱うタイトルによって需要が大きく動くという特徴があります。
発売直後に検索が増えるタイトルもあれば、アップデートのたびに新しい疑問が生まれるゲームもあります。一方、プレイヤー数の変化やサービス終了などによって、以前読まれていた記事の需要が下がることもあります。
そのため、ある記事が一時的に伸びたからといって、そのアクセスが長期間同じ水準で続くとは限りません。
これは「新作を扱うべきではない」という意味ではなく、記事ごとに需要の性質が違うということです。速報性が重要な記事と、長期間検索される記事を同じ前提で考えないほうが運営判断をしやすくなります。
アクセスが集まることと収益が出ることは別
もう一つ切り分けたいのが、PVと収益です。
攻略記事は多くの検索流入を集められる場合がありますが、読者が「答えだけ確認して離脱する」検索意図なら、商品購入やサービス申込みへ必ずつながるわけではありません。
逆に、アクセス数が攻略記事ほど多くなくても、ゲームソフトやデバイスの比較記事など、購入を検討している読者が集まるページでは収益導線を設計しやすい場合があります。
だからこそ、「何PVならいくら稼げる」と一律に考えるのではなく、広告収益とアフィリエイト収益を分けて見る必要があります。
収益額の考え方は【ゲームブログの収益はいくら?稼ぐ仕組み・計算方法と収益を伸ばすコツ】、具体的な広告・アフィリエイトの選択肢は、【ゲームブログの収益化方法7選】で詳しく解説しています。
100サイト調査で見る2026年のゲームブログの実態
「ゲームブログはオワコンか」を考えるなら、実際に現在運営されているサイトを見ることも重要です。
Colorful Mediaでは、2026年に運営を確認できたゲームブログ100サイトを固定母集団として調査しました。
| 調査項目 | 確認結果 | 読み取り上の注意 |
|---|---|---|
| 主記事ジャンル | 攻略27%、日記・プレイ記録25%、レビュー20% | 1サイトにつき主軸を1つに分類 |
| 更新頻度 | 月数回程度50%、ほぼ毎日20% | 更新頻度だけで成果は判断できない |
| 収益化方式 | Amazon9、AdSense8、ASP4、楽天2サイトで確認 | 利用率・平均収益ではなく確認済み下限 |
攻略だけでなく、日記・レビューを中心にするサイトも運営されている
100サイトを「そのサイトの中心となる記事ジャンル」で1サイト1分類すると、攻略は27サイトでした。
最多ではありますが、全体の27%です。
続いて、日記・プレイ記録が25サイト、レビューが20サイトでした。つまり、現在運営されているゲームブログを見ても、「ゲームブログ=攻略専門サイト」だけではありません。
攻略記事を一部掲載していても、サイト全体ではレビューや日記を中心にするケースもあります。
個人でゲームブログを考えるときも、「大手攻略サイトと同じ形を作れるか」だけで判断すると、選択肢を狭めてしまいます。
毎日更新だけが運営モデルではない
更新頻度では、「月数回程度」が50サイトで最多でした。
一方、「ほぼ毎日」は20サイトです。毎日更新を続けているサイトもありますが、100サイト全体では多数派ではありませんでした。
もちろん、この数字から「月数回更新のほうが成功しやすい」とは言えません。今回の調査では、各サイトのPVや売上を同条件で取得していないためです。
ただし少なくとも、現在運営されているゲームブログがすべて毎日大量更新しているわけではないことは確認できます。
更新量だけを見て「個人には無理」と判断する必要はありません。
収益化の確認例はあるが「稼げる割合」ではない
固定100サイトでは、Amazonアソシエイトを少なくとも9サイト、Google AdSenseを8サイト、ASPを4サイト、楽天アフィリエイトを2サイトで確認しました。
ただし、この数字は非常に慎重に読む必要があります。
「Amazon9サイト」という数字は、「100サイトのうち9%しかAmazonを使っていない」という意味ではありません。公開情報や技術的な確認によって、少なくとも9サイトでは確認できたという下限値です。
同じように、この調査から平均月収や利益、成功率を出すこともできません。
100サイト調査から安全に言えるのは、現在も複数の運営形態が存在し、実際に収益化の仕組みを導入しているサイトも確認できる、というところまでです。
詳しい調査方法と全データは、【ゲームブログ100サイト実態調査2026】で公開しています。
3回のゲームメディア運営で感じる「昔と今の違い」
ここからは、調査データだけではなく、私自身のゲームメディア運営経験から整理します。
1回目約15万PV、2回目約50万PV、現在は3回目を運営
私はこれまで、ゲーム系メディアを3回立ち上げてきました。
1回目のサイトは最高月間約15万PV、2回目は約50万PVまで伸びました。現在運営しているColorful Mediaが3回目です。
この経験があるからこそ、「ゲームブログは昔から簡単だった」とも「今はもう全部無理」とも考えていません。
扱うゲーム、検索需要、競合、記事の作り方、サイトの積み上がり方によって結果は大きく変わります。
そして、過去のPV実績は現在の再現性を保証する数字ではありません。検索環境も競合も変化しているため、当時と同じ方法をそのまま使えば同じ結果になるとは言えません。
3回の運営から見た「伸びるサイト・伸びないサイト」の違いは、【ゲームブログを3回立ち上げた私が考える「伸びるサイト・伸びないサイト」の違い】で詳しく整理しています。
今は記事数だけでなく「一次情報を作れるか」が重要
以前から記事の質は重要でしたが、現在は特に「その記事だから読める情報」を作れるかが重要だと感じています。
ゲームブログなら、一次情報を作れる場面は多くあります。
- 実際にゲームをプレイする
- 攻略手順を自分で確認する
- 条件を変えて検証する
- スクリーンショットを残す
- 初心者が迷いやすい箇所を記録する
- 複数の装備や設定を比較する
- 長期間遊んで分かった変化を書く
こうした情報は、他サイトの記事を読み直すだけでは作れません。
Googleも、people-first contentでfirst-hand expertiseを示しているかを自己評価項目に挙げています。生成AI検索向けガイドでも、既存情報を再利用するだけではなく、個人的な経験や独自の視点を持つコンテンツを作ることを案内しています。
記事数を増やすこと自体が悪いのではありません。
ただ、「何記事あるか」だけを目標にして、1記事ごとの独自性が薄くなる状態は避けたいということです。
今から個人でゲームブログを始める余地はどこにある?
個人が大手と同じ規模の攻略サイトを作るのは簡単ではありません。
それでも、検索意図を細かく見て、自分で一次情報を作れるなら、個人だから書きやすい領域はあります。
大手が拾いにくい細かな悩みを深掘りする
個人ブログが考えたいのは、「大手より多くの記事を書くにはどうするか」ではなく、大手の記事だけでは解決しきれていない疑問がないかです。
たとえば、「おすすめ装備」という大きなテーマでは競争が強くても、
- 序盤で入手できる装備だけに限定する
- 無課金条件で比較する
- 特定キャラクターを持っていない場合を考える
- 実際につまずいた操作や設定を解説する
など、読者の状況を具体化すると必要な情報も変わります。
もちろん、細かくすれば必ず検索されるわけではありません。検索需要と競合を確認したうえで、自分が追加できる情報があるテーマを選ぶ必要があります。
実プレイ・検証・比較で一次情報を作る
ゲームブログで個人が出しやすい価値の一つが、実際に遊んだから分かる情報です。
攻略記事なら、単に手順をまとめるだけでなく、「どこで迷ったか」「実機ではどの順番が進めやすかったか」「条件を変えると結果がどう変わったか」といった確認結果を加えられます。
レビューなら、プレイ時間や使用環境を示したうえで、どこを評価したのかを具体化できます。
比較記事なら、同じ条件で複数パターンを試し、違いを整理できます。
生成AIで文章を整えることはできますが、こうした体験そのものは自分で作る必要があります。
攻略だけに集客・収益を背負わせない
100サイト調査では、主記事ジャンルが攻略のサイトは27%でした。日記・プレイ記録やレビューを中心にするサイトも確認しています。
そのため、ゲームブログを始めるときに「攻略記事だけでサイト全体を成立させなければならない」と考える必要はありません。
サイトの目的によっては、
- 攻略で検索流入を狙う
- レビューで購入判断を支援する
- 日記・プレイ記録で継続的な読者との接点を作る
- デバイス記事で周辺環境の悩みに答える
といった役割分担も考えられます。
ただし、「どのジャンルが一番稼げるか」を100サイト調査だけで決めることはできません。ジャンル別の特徴は【ゲームブログで稼げるジャンルは?攻略・レビュー・デバイスの収益性を比較】、実際に何を書くかは【ゲームブログは何を書けば稼げる?100サイト調査で記事ジャンル別の収益化傾向を分析】で分けて解説しています。
ゲームブログを今から始めるか判断する3つの基準
「ゲームブログはオワコンか」という二択だけでは、自分が始めるべきかは判断できません。
少なくとも、次の3点を確認してみてください。
継続してゲームをプレイ・検証できるか
まず重要なのは、自分で情報を作り続けられるかです。
ゲームブログでは、プレイ・検証・スクリーンショット・アップデート後の確認など、記事を書く以外の作業も発生します。
ゲームを遊ぶ時間そのものを確保できず、他サイトの情報をまとめるだけになってしまうなら、独自性を作るのは難しくなります。
反対に、継続して遊ぶゲームがあり、「自分が困ったことを次の人向けに残したい」と思えるなら、一次情報を蓄積しやすくなります。
大手と同じ「網羅・速度」の勝負を避けられるか
個人が企業サイトと同じ人数・更新速度で競う必要はありません。
重要なのは、自分の強みが出る検索意図を選べるかです。
- 特定タイトルを深く遊べる
- ニッチなゲームまで追える
- 初心者目線で細かく説明できる
- 特定条件で検証できる
- 長期間の変化を追える
こうした条件があるなら、大手とまったく同じ記事を作る必要はありません。
一方、「人気ゲームの主要キーワードを全部取りたい」という前提だけで始めると、更新負荷も競争も大きくなりやすいでしょう。
短期間の収益だけを前提にせず改善を続けられるか
ブログの成果が出るまでの期間を一律に決めることはできません。
扱うゲーム、検索需要、競合、記事数、サイトの状態、収益化方法などによって変わるからです。
そのため、「3か月で○万円」「100記事書けば稼げる」といった数字を参入判断の前提にしないほうが安全です。
最初は検索表示やクリック、読まれるテーマを確認しながら、「どの記事なら自分が価値を出せるか」を探すほうが現実的です。
実際にブログを作る手順へ進みたい場合は、【ゲームブログの始め方完全ガイド】を参考にしてください。攻略サイトに絞って検討している場合は、【ゲーム攻略サイトは個人でも稼げる?】で、攻略27サイトの調査と運営経験から詳しく整理しています。
まとめ|ゲームブログは終わったのではなく、個人が価値を出す条件が変わった
2026年現在も、ゲームブログはさまざまな形で運営されています。
Colorful Mediaの固定100サイト調査では、攻略だけでなく、日記・プレイ記録、レビューを中心にするサイトも確認できました。更新頻度も毎日だけではなく、月数回程度のサイトが半数を占めています。
一方で、大手攻略サイトとの競争やAIを含む検索環境の変化によって、既存情報をまとめ直すだけで差別化するのは難しくなっています。
私自身、ゲーム系メディアを3回立ち上げ、過去2サイトでは最高月間約15万PV、約50万PVまで伸ばしました。ただし、それは現在も同じ方法で同じ成果が出るという意味ではありません。
今から始めるなら、
- 継続して実プレイ・検証ができるか
- 大手と同じ網羅・速度の勝負を避けられるか
- 短期間の収益だけを前提にせず改善を続けられるか
この3つを基準に考えてみてください。
ゲームブログが「完全にオワコン」なのでも、「始めれば簡単に稼げる」のでもありません。
個人だからこそ作れる一次情報を持ち、誰のどんな疑問に答えるかを絞れるか。
そこが、2026年からゲームブログを始めるときの大きな分かれ目だと考えています。

