個人でゲーム攻略サイトを始めたいと考えたとき、最初に気になるのは「2026年の今からでも収益化できるのか」ではないでしょうか。
結論から言うと、個人でもゲーム攻略サイトを収益化できる余地はあります。 ただし、攻略記事を大量に増やせば自動的に稼げるわけではありません。扱うゲーム、記事の深さ、更新に使える時間、収益導線まで含めて設計する必要があります。
Colorful Mediaでは、2026年に運営を確認したゲームブログ100サイトを調査し、そのうち主記事ジャンルが「攻略」だった27サイトを抽出しています。また、私自身も過去にゲーム系サイトを2度運営し、1回目は最高月間約15万PV、2回目は最高月間約50万PVまで伸ばしました。
この記事では、こうした独自調査と実体験をもとに、個人のゲーム攻略サイトが収益化を目指せる条件と、実際に運営して分かった難しさを整理します。なお、PVや収益はタイトルの需要・競合・運営時間などで大きく変わるため、同じ結果を保証するものではありません。
この記事の要約
- 2026年の固定100サイト調査では、攻略を主記事ジャンルとするサイトを27サイト確認した
- 私自身の2度の運営では最高月間約15万PV・約50万PVまで伸びた一方、複数タイトル運営やPV偏重には明確な弱点があった
- 個人が収益化を目指すなら、実プレイの一次情報・続けられる攻略範囲・収益導線の3つを切り離さずに設計することが重要
この記事でわかること
- 個人のゲーム攻略サイトに2026年でも収益化の余地があると考えられる根拠
- 2度のゲームサイト運営で分かった「伸びる運営」と「続けられる運営」の違い
- ゲーム攻略サイトを始める前に確認したい条件と、失敗しやすい運営パターン
結論|ゲーム攻略サイトは個人でも収益化できるが、攻略記事を増やすだけでは難しい
個人でもゲーム攻略サイトを収益化することは可能です。
実際、Colorful Mediaが2026年に行った【ゲームブログ100サイト実態調査】では、現在も運営を確認できる100サイトのうち、主記事ジャンルが攻略のサイトを27サイト確認しました。さらに、その27サイトの一部ではAmazonアソシエイト、Google AdSense、楽天アフィリエイト、ASPによる収益化も確認しています。
ただし、この数字は「攻略サイトなら稼げる」という成功率を示したものではありません。広告やアフィリエイトを外部から確認できなかったサイトも多いため、あくまで確認済みの下限値です。
私自身も、1回目のゲームサイトは最高月間約15万PV、2回目は最高月間約50万PVまで伸ばしています。一方で、運営してみると、アクセスを増やすことと収益を増やすこと、さらに運営を長く続けることはそれぞれ別の課題でした。
そのため、個人が攻略サイトを始めるときは、「大手攻略サイトの小型版を作る」のではなく、自分が実際にプレイして深く確認できる範囲に絞り、その情報を必要としている読者へ届けることが重要です。
大手との競争方法そのものは、【ゲームブログの競合は強い?個人が大手攻略サイトに勝つための分析・差別化戦略】で詳しく整理しています。この記事では、競合攻略ではなく「個人でも収益化する余地があるのか」に絞って見ていきます。
2026年の個人ゲーム攻略サイトはどう運営されている?
「個人の攻略サイトはもう残っていないのでは」と感じるかもしれませんが、少なくともColorful Mediaの固定100サイト調査では、攻略を主軸にしているサイトを複数確認できました。
ここで重要なのは、サイト数の多さだけではありません。どのような収益化方法が実際に確認できたか、そして数字をどこまで読み取れるかを分けて考えることです。
100サイト調査では攻略を主軸にしたサイトは27サイト
Colorful Mediaでは、2026年現在も運営を確認できるゲームブログ100サイトを固定母集団として調査しました。
その結果、主記事ジャンルを1サイト1分類にした場合、「攻略」を主軸にしていたのは27サイトです。また、主軸ではなくても攻略記事を掲載していたサイトまで含めると50サイトで確認しています。
つまり、今回の調査範囲では「ゲームブログ=すべて攻略サイト」ではない一方、攻略は現在も大きな記事ジャンルの一つでした。
ただし、この調査は日本中のゲームブログを網羅した統計ではありません。Colorful Mediaが条件を固定して追跡した100サイトの実態調査です。市場全体の比率としてではなく、「2026年でも個人運営を含む攻略系サイトが実際に存在し、更新されている」という確認材料として使うのが適切です。
攻略27サイトで確認できた収益化方法
固定100サイトから攻略を主記事ジャンルとする27サイトだけを抽出した【ゲーム攻略ブログの収益化方法調査】では、次の方式を確認しました。
- Amazonアソシエイト:3サイト
- Google AdSense:1サイト
- 楽天アフィリエイト:1サイト
- ASP:1サイト
複数の方式を同じサイトで使っているケースがあるため、件数は排他的ではありません。
ここから分かるのは、「攻略サイトでも広告や物販、成果報酬型アフィリエイトを使う実例がある」ということです。一方で、Amazonが3サイトだったからAmazonが最も稼げる、AdSenseが1サイトだったから広告収益に向かない、といった結論は出せません。
収益額、PV、広告位置、成果件数までは外部から確認できないためです。
数字は「収益額」や「成功率」ではない
この種の調査で特に注意したいのが、確認できた件数をそのまま「利用率」「成功率」「収益性」へ置き換えないことです。
たとえば、27サイトのうちAmazonを3サイトで確認できても、残り24サイトがAmazonを使っていないとは限りません。リンクの出し方や掲載ページによっては、調査時点で確認できないことがあります。
同じように、収益化方式が確認できたことと、そのサイトが十分な利益を出していることも別です。
この記事では、独自調査の数字を「個人攻略サイトでも収益化の仕組みを持つ実例がある」という根拠として使い、収益性そのものは私自身の運営記録と分けて考えます。
私が個人でゲーム攻略サイトを2回運営して分かったこと
私はColorful Mediaの前に、ゲーム系サイトを2回運営しています。
1回目と2回目では扱い方を変えました。その結果、どちらもアクセスを伸ばせましたが、同時に「伸びた理由を自分の運営技術だけで説明してはいけないこと」や「個人が処理できる情報量には上限があること」も分かりました。
1回目は複数タイトル攻略で最高月15万PV
1回目のサイトは2020年3月から11月まで運営し、最高月間約15万PVまで伸びました。
大きくアクセスが増えたのは新作ゲームの攻略記事です。発売直後に実際にプレイし、自分が困ったことや調べたことを記事にする流れが検索需要と重なったとき、アクセスが一気に増えました。
一方で、複数タイトルを広く追ったことは失敗でもありました。
新作が出るたびに「プレイ→確認→執筆→更新→次のゲーム」を繰り返すため、タイトル数が増えるほど時間が分散します。記事ネタは増えても、1タイトルを深く攻略し続ける余力がなくなりました。
詳しい経緯は、【ゲーム攻略サイトを月15万PVまで伸ばした方法|1回目のサイト運営を振り返る】で公開しています。

2回目は1タイトルを深く攻略して最高月50万PV
2回目では、1回目の反省から、興味を持てる大型新作へ攻略対象を絞りました。
最も大きく伸びたのは『ELDEN RING』を扱った時期で、最高月間約50万PVまで到達しています。複数ゲームを浅く追うのではなく、1本を深くプレイして検証し、記事へ反映する運営へ変えたことが1回目との大きな違いでした。
ただし、50万PVまで伸びた最大要因を「1タイトル特化すれば伸びる」と一般化することはできません。『ELDEN RING』自体が非常に大きな需要を持つタイトルであり、発売時期、検索需要、競合状況も結果へ影響しています。
2回目の詳細は、【ゲームサイトを月50万PVまで伸ばした運営記録|1回目から何を変えた?】で、1回目との違いも含めて整理しています。

どちらも企業へ事業売却したが、同じ結果を保証するものではない
1回目・2回目のサイトはいずれも、最終的にゲーム攻略サイト事業を手掛ける企業へ事業売却しています。
個人で作ったゲームサイトでも、記事、検索流入、サイト構造などを積み上げることで、第三者から事業として評価される可能性があることを実体験として知りました。
ただし、これも「攻略サイトを作れば売却できる」という意味ではありません。M&Aは買い手の目的、サイトの状態、市場環境など複数の条件で決まります。
この2度の経験から言えるのは、個人サイトでも事業価値を作れるケースはある一方、PV・収益・売却のどれも再現性を保証できる成果ではないということです。運営実績については【Colorful Mediaの運営者情報】でも公開しています。
個人攻略サイトで収益が生まれる仕組み
個人攻略サイトの収益化を考えるときは、「PVを増やすこと」と「収益が発生する導線を作ること」を分けて考える必要があります。
攻略記事は検索流入を生みやすい一方、読者が答えを確認した時点で目的を達成するケースも多く、すべてのアクセスが商品購入につながるわけではありません。
攻略記事は主に検索流入の入口になる
攻略記事では、「ボスの倒し方」「アイテムの場所」「クエストの進め方」のように、明確な疑問を持った読者が検索から訪れます。
こうした記事はサイトへ読者を集める入口になりやすい反面、答えが分かればそのまま離脱することもあります。
そのため、攻略記事の価値を「その記事単体でいくら売れるか」だけで判断すると、役割を見誤ります。検索流入を作る記事、サイト内を回遊してもらう記事、商品やサービスの比較を助ける記事など、ページごとに役割を分けるほうが設計しやすくなります。
AdSenseだけでなく物販・アフィリエイトを組み合わせる
ゲーム攻略サイトでは、広告だけでなく、記事内容に合う商品やサービスを紹介する方法もあります。
たとえば、ゲームソフト、攻略本、コントローラー、ヘッドセット、ゲーミングモニターなど、読者が次に必要とするものが明確な場合は、物販アフィリエイトとの相性を考えられます。
一方で、どの記事にも商品リンクを置けばよいわけではありません。読者が攻略情報だけを求めているページに無関係な商品を並べても、役立つ導線にはなりにくいからです。
具体的な収益化方式の違いは、【ゲームブログの収益化方法7選|広告・アフィリエイトの違いと選び方】で整理しています。
PVが多いことと収益性が高いことは同じではない
私の2回目のサイトは最高月間約50万PVまで伸びましたが、当時の筆者記録では、最もよい時期の月間収益はアフィリエイトを含めて約10万円でした。
これはあくまで一つの運営例ですが、「50万PVなら必ず大きく稼げる」と単純換算できないことは分かります。
攻略記事は情報取得で目的が完結しやすく、商品購入へ直結しない検索も多いためです。反対に、PVがそれほど多くなくても、購入や申込みの判断を助ける記事では収益につながることがあります。
つまり、ゲーム攻略サイトで見るべきなのはPVだけではありません。どんな検索意図の読者を集め、その人が次に何を必要とするのかまで設計する必要があります。
個人でも稼げる可能性を高める4つの条件
個人攻略サイトで収益化を目指すなら、「大量の記事を書くこと」よりも、継続して価値を作れる条件がそろっているかを先に確認したほうが安全です。
実際にプレイして一次情報を作れる
攻略サイトで最も重要な土台は、自分でゲームをプレイして確認できることです。
実際に進めたルート、詰まった場所、検証した条件、アップデート後に変わった点などは、実プレイがあるからこそ作れる情報です。
Google Search Centralの「Helpful, Reliable, People-First Content」でも、独自の情報・調査・分析があるか、実際に使った経験などの一次的な専門性が示されているかをコンテンツ自己評価の観点として挙げています。
これは「実体験を書けば順位が上がる」という保証ではありません。大切なのは、他サイトの情報を言い換えるだけでなく、読者がそのページを読む理由になる独自の確認情報を持つことです。
1人で更新できる範囲へ攻略対象を絞る
個人運営では、使える時間に上限があります。
新作を3本同時に追えば、プレイ時間も検証時間も記事更新も3本分必要になります。1回目のサイトで私が苦しくなったのも、複数タイトルを広く追いすぎたことが原因の一つでした。
攻略対象を絞ると、1タイトルの記事同士を内部リンクしやすくなり、過去記事の更新にも時間を使えます。
「検索需要が大きいゲーム」だけで決めるのではなく、「自分が数週間・数か月プレイし続けられるか」まで考えることが重要です。
攻略記事だけでなく収益につながる記事も設計する
攻略記事だけでサイトを構成すると、アクセスは集まっても収益導線が弱い場合があります。
そこで、攻略記事から無理に商品を売るのではなく、読者が次に必要とする情報を別記事として用意します。
たとえば、ゲームを快適に遊ぶための周辺機器、実際に使ったデバイス、プレイ環境の改善、関連商品の比較などです。
Colorful Mediaでも、攻略記事と「大人のゲーミング・ライフ」に関する記事を別の役割として設計しています。集客と収益を1記事ですべて完結させようとしないことがポイントです。
発売直後だけでなく継続流入も考える
新作ゲームは発売直後に検索需要が集中しやすい一方、時間の経過とともにアクセスが落ちることがあります。
1回目のサイトでも、新作攻略でPVが伸びたあと、そのまま同じ水準が続いたわけではありません。
そのため、発売直後の攻略だけでなく、初心者が後から検索するテーマ、アップデート後も参照されるデータ、長期間使われる設定やトラブル解決など、継続して検索される情報も組み合わせます。
短期トレンドと継続流入の両方を持つことで、次の新作が出るまで毎回ゼロからアクセスを作り直す状態を避けやすくなります。
個人攻略サイトで失敗しやすいパターン
ゲーム攻略サイトは、アクセスが伸びると記事数を増やしたくなります。しかし、個人運営では広げ方を間違えると、品質と更新速度の両方が落ちます。
ここでは、私自身の失敗も含めて注意したいパターンを整理します。
大手サイトと記事数・速度で競争する
企業系攻略サイトは、複数人で大量の記事を同時に更新できる場合があります。
個人が同じ記事数・同じ速度を前提にすると、プレイや検証より「公開本数を増やすこと」が目的になりやすくなります。
個人が優先したいのは、すべてのキーワードを取ることではなく、自分が深く確認できるテーマで「この疑問ならこの記事を読めば解決できる」というページを作ることです。
大手サイトとの具体的な差別化方法は、ゲームブログの競合分析・差別化戦略へ役割を分けています。
複数タイトルを追いすぎる
複数タイトルを扱えば記事ネタは増えますが、運営負荷も同時に増えます。
私の1回目のサイトでは、複数の新作を追うことでアクセスを取れた時期がある一方、1タイトルごとの深さや更新時間を確保しにくくなりました。
特に副業や1人運営では、ゲームを遊ぶ時間そのものが取材時間です。タイトル数を増やすほど、プレイ・検証・スクリーンショット整理・記事作成・アップデート確認が並行します。
「書けるゲームの数」ではなく「更新し続けられるゲームの数」で決めるほうが安全です。
他サイトをまとめただけの記事を量産する
検索結果にある情報を集めて言い換えるだけでは、その記事を新しく読む理由が弱くなります。
攻略記事なら、実際に確認した手順、見落としやすいポイント、失敗した条件、検証結果、アップデート差分など、何か一つでも自分で確かめた情報を加えます。
Googleも、他の情報源を単にコピー・言い換えするのではなく、独自の情報や分析、追加価値があるかを自己評価項目として示しています。
AIを文章化の補助に使う場合でも、ゲーム内の事実確認までAIへ任せないことが重要です。
PVだけを追って収益導線を作らない
ゲーム攻略では、大きなPVが出ると「もっと攻略記事を増やせば収益も比例して増える」と考えやすくなります。
しかし、私の2回目のサイトでは最高月間約50万PVでも、当時の記録上の月間収益は約10万円でした。
この経験から、PVは重要な指標ではあるものの、それだけで事業性を判断しないようになりました。
攻略で読者を集めるなら、その読者が次に必要とする記事、商品、サービスまで考える。収益記事を作るなら、逆に検索需要や読者の悩みを無視して商品だけを並べない。この両方が必要です。
ゲーム攻略サイトを始めるか迷ったときの判断基準
ここまで読んで「自分も攻略サイトを始めるべきか」と迷っているなら、開設手順へ進む前に次の項目を確認してみてください。
- 実際にプレイしながら記事を書くことを続けられるか
- 1タイトルを数週間〜数か月追えるだけの興味があるか
- スクリーンショットや検証メモを残せるか
- 発売直後だけでなく、アップデート後も記事を直す時間があるか
- 攻略以外に、レビュー・比較・プレイ環境など収益につながる記事も作れるか
- 「ゲーム名+攻略」だけでなく、具体的な疑問を1記事ずつ解決する設計ができるか
すべてを最初から完璧に用意する必要はありません。
ただし、「ゲームが好きだから大量に攻略記事を書けば稼げる」という前提だけで始めると、プレイと記事制作の負荷に対して収益が追いつかない可能性があります。
始めると決めた後の具体的な手順は、【ゲーム攻略サイトの作り方・始め方|個人で作る手順を10ステップで解説】へ分けています。
また、収益化方式を選ぶ段階では、【ゲーム攻略ブログの収益化方法|27サイトのAdSense・アフィリエイト実例を分析】も合わせて確認してください。
まとめ|個人攻略サイトは「大手の縮小版」ではなく自分だけの一次情報で戦う
2026年現在も、個人でゲーム攻略サイトを運営し、収益化を目指す余地はあります。
Colorful Mediaの固定100サイト調査では、攻略を主軸にしたサイトを27サイト確認し、その一部で広告・物販・ASPによる収益化も確認しました。私自身も過去2回の運営で最高月間約15万PV・約50万PVまで伸ばし、どちらも最終的に企業への事業売却を経験しています。
一方で、その経験から「攻略記事を増やせば稼げる」とは考えていません。
個人運営で重要だったのは、次の4点です。
- 実際にプレイして、自分で確認した情報を作る
- 1人で更新できる範囲まで攻略対象を絞る
- 攻略の集客と、収益につながる記事の役割を分ける
- 短期トレンドだけでなく、後からも読まれる記事を残す
個人の攻略サイトが目指すべきなのは、大手攻略サイトと同じ量を少人数で再現することではありません。
自分が深くプレイできるゲームで、他の誰かが困ったときに役立つ一次情報を積み上げる。 そのうえで、アクセスと収益の仕組みを別々に設計していくことが、個人で長く運営するための現実的な形です。

