ゲーム攻略サイトを作りたいと思っても、「個人でどこまで作れるのか」「ブログと何が違うのか」「何から手を付ければいいのか」と迷いやすいものです。
実際のところ、サイトを公開するだけならWordPressを使えばそれほど難しくありません。悩みやすいのは、その後です。
攻略情報をどう分類し、どの記事を優先し、ゲームのアップデート後も正確な状態を保つかまで考える必要があります。
個人で始めるなら、大手攻略メディアと同じ規模を目指す必要はありません。1タイトルに絞り、自分でプレイ・確認・更新できる範囲から作るほうが現実的です。
この記事では、ゲーム攻略サイトの作り方を、企画からWordPressの準備、記事設計、SEO、画像利用、更新管理まで順番に整理します。「自分ならどんな攻略サイトを作るか」を決め、実際の準備に入れるところまで具体化していきます。
- 個人で運営するなら、1タイトルに絞り、自分で検証と更新を続けられる範囲から始めるのが現実的です。
- 攻略サイトでは、WordPressを開設するだけでなく、カテゴリー・一覧ページ・詳細ページ・内部リンクまで含めた情報設計が欠かせません。
- SEOでは記事数だけを追わず、実際のプレイで得た情報を分かりやすく整理し、ゲームの変更に合わせて更新する姿勢が求められます。
- ゲームブログと攻略サイトの違いを理解し、自分に合う運営スタイルを選べます。
- サイトの企画からWordPress開設、攻略記事の公開まで、何をどの順番で進めればよいか整理できます。
- SEO・著作権・アップデート対応まで含め、個人でも維持しやすい攻略サイトの作り方を判断できます。
ゲーム攻略サイトは個人でも作れる?ブログとの違い
ゲーム攻略サイトは個人でも作れます。ただし、「大手サイトと同じ情報量をそろえる」ことを目標にすると、運営負担が一気に大きくなります。
攻略サイトでは記事を書く時間だけでなく、ゲームをプレイして情報を確認し、古くなった記事を修正する時間も必要です。そのため個人運営では、サイトの規模よりも自分が責任を持って更新できる範囲を決めることが先になります。
たとえば、1本のゲームでも次のようにテーマを絞れます。
- 初心者向けの序盤攻略を中心に扱う
- 武器・装備・ビルドを詳しく扱う
- トロフィーや収集要素に特化する
- 特定のゲームモードだけを深掘りする
「何でも載っているサイト」でなくても構いません。得意分野がはっきりしていれば、読者にもサイトの特徴が伝わりやすくなります。
ゲームブログは「記事単体」、攻略サイトは「情報設計」が重要
ゲームブログと攻略サイトの大きな違いは、1記事だけで読まれることを前提にするか、複数ページを行き来して使われることを前提にするかです。
| 比較項目 | ゲームブログ | ゲーム攻略サイト |
|---|---|---|
| 主な内容 | レビュー・感想・ニュースなど | 攻略手順・装備・アイテムなど |
| 記事の関係 | 1記事で完結しやすい | 関連ページを続けて見ることが多い |
| 重視するもの | 記事単体の内容 | サイト全体の情報設計 |
| 公開後 | 必要に応じて記事を更新 | ゲームの変更に合わせた継続管理が必要 |
たとえば「おすすめ武器」を探している人は、そのまま「入手場所」「強化素材」「おすすめの使い方」まで確認することがあります。
そこで、
「武器一覧 → 個別武器 → 入手場所 → 必要素材」
のように情報がつながっていれば、読者は別のサイトへ戻って検索し直さずに済みます。
攻略サイトでは、記事を増やす前に「この記事を読んだ人が、次に何を調べるか」を考えておくと、サイト全体を組み立てやすくなります。
WordPressならプログラミングなしでも始められる
一般的なゲーム攻略サイトを作るだけなら、HTMLやPHPを一から書ける必要はありません。
WordPressの管理画面から、主に次の作業を行えます。
- 記事の投稿
- カテゴリーの作成
- メニューの設定
- 画像の挿入
- 固定ページの作成
- テーマによるデザイン変更
WordPress.orgが現在案内している推奨環境は、PHP 8.3以上、MariaDB 10.11以上またはMySQL 8.0以上、HTTPS対応です。これは推奨される現代的な環境であり、レンタルサーバーを選ぶ際の確認材料になります。
コードの知識があれば細かな調整には役立ちますが、サイトを始める前にプログラミングを習得する必要はありません。
ゲーム攻略サイトを作る前に決める3つのこと
サーバーを契約する前に決めておきたいのが、**「何を扱うか」「どこまで扱うか」「誰に向けて書くか」**の3点です。
ここが曖昧だと、記事を書くたびにカテゴリーやテーマが増え、後からサイト全体を整理し直すことになります。
1タイトル特化か複数タイトル型か
初めて個人で運営するなら、1タイトル特化のほうが扱いやすいケースが多いです。
| 運営方法 | メリット | 注意点 |
| 1タイトル特化 | 情報を深掘りしやすく、更新対象を把握しやすい | ゲーム自体の人気や寿命の影響を受けやすい |
| 複数タイトル | 扱えるテーマを広げやすい | プレイ・執筆・アップデート対応が増える |
複数タイトルを同時に扱うと、新作や大型アップデートが重なったときに更新作業が集中します。情報を公開したまま放置すれば、古い攻略がサイト内に残る原因にもなります。
まず1タイトルで「調査→執筆→更新」の流れを作り、余力があると判断できてから範囲を広げるほうが無理がありません。
どこまで攻略するか情報の範囲を決める
1本のゲームでも、攻略テーマを細かく分けるとかなりの数になります。
- ストーリー
- ボス
- 武器・防具
- キャラクター
- アイテム
- マップ
- 育成
- 収集要素
- エンドコンテンツ
すべてを対象にすると、記事を書く量だけでなく、アップデート後に確認する範囲まで広がります。
「初心者攻略と装備を中心にする」「ボス攻略とビルドに絞る」といった形で、継続して確認できる範囲を先に決めておくと、運営方針がぶれにくくなります。
個人サイトでは、何を書くかと同時に、何を書かないかを決めることも運営設計の一部です。
初心者向けかやり込み層向けか読者を決める
対象読者によって、同じ攻略情報でも必要な説明量は変わります。
初心者向けの記事なら、専門用語だけで進めず、操作手順や前提条件、つまずきやすい点まで補足したほうが理解しやすくなります。
一方、やり込み層が求めやすいのは、次のような判断材料です。
- 数値の違い
- 発動条件
- 効率
- ビルドごとの差
- メリット・デメリット
「誰が読む記事か」を決めておけば、どこまで説明するか迷いにくくなり、サイト内の記事にも統一感が出ます。
ゲーム攻略サイトの作り方・始め方|10ステップ
ゲーム攻略サイトの始め方を、実際の作業順に10ステップで整理します。
最初からデザインや機能を完成させる必要はありません。最低限の環境とサイト構造を用意し、攻略記事を公開しながら必要な部分を整えていくほうが進めやすくなります。
1. 扱うゲームとサイトのコンセプトを決める
最初に決めたいのは、サイトの役割です。
「○○というゲームを攻略する」だけではなく、誰のどんな悩みを解決するのかまで1文で表してみます。
- 初心者がストーリークリアまで迷わない攻略サイト
- 装備やビルドの比較に特化した攻略サイト
- トロフィーコンプリートを支援する攻略サイト
コンセプトが決まっていれば、書きたい記事が増えたときも「このテーマはサイトの目的に合うか」で判断できます。
2. レンタルサーバーと独自ドメインを用意する
WordPressで独自サイトを運営するなら、WordPressを設置するレンタルサーバーと、サイトの住所にあたる独自ドメインを用意します。
レンタルサーバーは料金だけでなく、次の条件も比較しておきたいところです。
- WordPressの推奨環境に対応しているか
- HTTPSに対応しているか
- バックアップ機能があるか
- WordPressを簡単に導入できるか
- 管理画面を自分で扱えそうか
独自ドメインは後から変更するとURL移行が発生します。特定のゲーム名だけに依存させるか、将来別タイトルまで扱える名前にするかは、運営予定に合わせて決めましょう。

3. WordPressをインストールする
サーバーとドメインの準備ができたら、WordPressをインストールします。現在は自動インストール機能を用意しているホスティングサービスもあります。
インストール後は、記事を書き始める前に最低限の設定を確認します。
- サイト名を設定する
- HTTPSで正常に表示されるか確認する
- パーマリンクを設定する
- 管理者アカウントとパスワードを適切に管理する
- WordPress本体・テーマ・プラグインを更新できる状態にする
プラグインは最初から数を増やすより、必要な機能が出てきたときに追加するほうが管理しやすくなります。似た機能のものを複数入れると、設定や不具合の原因を追いにくくなるためです。
4. テーマと最低限の初期設定を整える
攻略サイトでは、豪華なデザインより「欲しい情報へすぐ移動できること」を優先したほうが実用的です。
テーマを選ぶときは、次の点を確認します。
- スマートフォンで文章を読みやすい
- 表や箇条書きを使いやすい
- メニューの場所が分かりやすい
- 装飾が本文を邪魔しない
ゲームの世界観に合わせたデザインも魅力ですが、細部の調整に時間を使いすぎて攻略記事が公開できなければ本末転倒です。最初は読みやすさに必要な範囲まで整えれば十分です。
5. カテゴリー・メニュー・URL構造を設計する
攻略記事を増やす前に、おおまかなサイト構造を作ります。
RPGを例にすると、次のような分類が考えられます。
- 初心者攻略
- ストーリー
- ボス
- 武器・防具
- アイテム
- マップ
分類するときは、「運営者が整理しやすい名前」ではなく「読者がどこを見れば目的の情報を探せるか」で考えます。
カテゴリーを細かく分けすぎると、記事がほとんど入っていない分類が増えます。最初は大きめに分け、必要になった段階で細分化するほうが整理しやすいでしょう。
6. 攻略記事のテンプレートを作る
同じ種類の攻略記事は、毎回ゼロから構成を考えずに済むよう、基本の型を作っておくと執筆が安定します。
たとえばボス攻略なら、次のような順序です。
- ボスの基本情報
- 出現場所
- 推奨する準備
- 行動パターン
- 攻略手順
- 報酬
武器なら「性能→入手方法→強化→使いどころ」のように、読者が知りたい順序へ変えます。
テンプレートを統一するメリットは執筆時間だけではありません。同じ種類の記事で情報の配置がそろうため、読者も「入手方法はこのあたり」と予測しながら読めます。
7. 実際にプレイして一次情報を集める
攻略サイトの内容を他サイトと差別化するうえで、自分で確認した一次情報は大きな材料になります。
プレイ中に確認できるものは、その場で記録しておくと執筆時の再確認を減らせます。
- 入手場所
- 解放条件
- ボスの行動
- 必要素材
- 攻略手順
- 比較した結果
- 確認したゲームバージョン
Googleも、検索エンジン向けに大量のコンテンツを作るのではなく、読者に役立つ独自情報・分析や、実際の経験が伝わるpeople-firstなコンテンツを作るよう案内しています。
競合サイトを調べる場合も、書いてある内容を言い換えるだけで終わらせないことが大切です。「自分で確認できることは何か」「既存記事では判断しにくい部分はどこか」という視点で情報を追加します。
8. 攻略記事を作成して内部リンクでつなぐ
記事を公開したら、関連するページ同士を内部リンクでつなぎます。
たとえば、
「序盤攻略 → おすすめ武器 → 武器の入手方法 → 必要素材」
という流れがあれば、読者はプレイ中に生まれた次の疑問へそのまま移動できます。
内部リンクは単なるSEO施策ではありません。Googleも、リンクをページ同士の関連性を理解したり、新しいページを発見したりするために利用しています。
リンクを増やすこと自体を目的にせず、「この情報を読んだ人が次に必要とするページは何か」で設置すると自然です。
9. Search Consoleで検索流入を確認する
Google Search Consoleを設定すると、Google検索でサイトがどのように見られているか確認できます。
パフォーマンス関連では、主に次の情報を確認できます。
- クリック数
- 表示回数
- CTR
- 平均掲載順位
- 検索クエリ
- 表示されたページ
CTRは、検索結果に表示された回数に対して何回クリックされたかを示す指標です。Search Consoleでは、クリック数・表示回数・平均掲載順位などとあわせて検索パフォーマンスを確認できます。
見るべきなのは順位だけではありません。「どの検索語で表示されているのか」「表示は増えているのにクリックされていないページはないか」といった変化を確認します。
Googleも、順位だけを見るより、表示回数やクリック数の推移に注目するよう案内しています。
10. アップデートに合わせて記事を更新する
攻略サイトは、記事を公開したあともメンテナンスが続きます。
ゲームのアップデートによって影響を受ける可能性がある情報には、たとえば次のものがあります。
- キャラクター性能
- 武器性能
- 入手条件
- 敵の仕様
- イベント内容
- 攻略手順
すべての記事を毎回読み直すのではなく、「今回変更された要素に関係する記事」を先に洗い出すと確認範囲を絞れます。
新しい記事を書くことだけでなく、公開済みの記事を正しい状態に保つ作業まで含めて、攻略サイト運営と考えておきましょう。
ゲーム攻略サイトで最初に作りたい記事とサイト構成
記事を思いついた順に増やすより、最初に読者の入口となるページを作り、そこから必要な詳細記事へ広げるほうが攻略サイトらしい構造になります。
基本は、「入口→一覧→詳細」の役割分担です。
攻略トップをハブページにする
攻略トップは、各攻略情報を探すための案内ページとして使います。
1ページの中にゲームの全情報を書き込むのではなく、たとえば次のページへ移動できるようにします。
- 初心者攻略
- ストーリー攻略
- ボス攻略
- 装備
- アイテム
- マップ
攻略トップを見れば「このサイトで何を調べられるのか」が分かる状態を目指します。
序盤・ボス・装備・アイテムなど検索されやすいページを用意する
公開する記事の順番は、運営者が書きたいテーマだけで決める必要はありません。
ゲームを進めるうえで迷いやすく、答えを探す必要が生まれやすい内容から優先すると、サイトの役割が明確になります。
- 初心者が迷いやすい要素
- 入手場所が分かりにくいアイテム
- 攻略方法が複数あるボス
- 比較しないと選びにくい装備
サイト全体を完成させてから公開する必要はありません。読者の悩みを一つ解決できるまとまりから作り、少しずつ範囲を広げます。
一覧ページと詳細ページを役割分担する
一覧ページと詳細ページには、それぞれ別の役割を持たせます。
武器情報なら、たとえば次のように分けられます。
| ページ | 主な役割 |
| 武器一覧 | 複数の武器を比較し、候補を探す |
| 個別武器ページ | 入手手順・強化素材・使い方を詳しく確認する |
一覧ページにすべて書くと目的の情報を探しにくくなります。一方、数行しか書くことがない情報まで個別ページにすると、内容の薄いページが増えます。
「比較したい情報か」「1つの対象について詳しく知りたい情報か」でページを分けると判断しやすくなります。
運営者情報・お問い合わせ・プライバシーポリシーも整える
攻略記事だけでなく、サイト運営に関する基本ページも用意します。
- 運営者情報
- お問い合わせ
- プライバシーポリシー
広告やアクセス解析サービスなどを導入する場合は、それぞれの規約や必要な表示内容も確認してください。
誰がどのような方針で情報を発信しているのか確認できることは、読者がサイトの情報を判断する材料にもなります。
ゲーム攻略サイトのSEOで意識したい5つのポイント
ゲーム攻略サイトのSEOで最初に考えたいのは、キーワードを何回入れるかではありません。検索した人が必要な答えにすぐ到達できるページになっているかを確認します。
そのうえで、実際のプレイ情報や内部リンクを使い、サイト全体で関連情報を探しやすくします。
結論・入手場所・手順など「答え」をページ上部に置く
「○○ 入手場所」と検索している人に、長い前置きから読ませる必要はありません。
答えが明確なテーマなら、ページ上部で次のような情報を先に示します。
- 入手場所
- 必要条件
- 手順
- 見落としやすい注意点
そのあとに詳しい補足を加えれば、答えだけ知りたい人と詳しく確認したい人の両方が読みやすくなります。
プレイ・検証・比較など一次情報を増やす
攻略記事で「おすすめ」と書くだけでは、読者は自分に合うか判断できません。
可能であれば、次のような判断材料まで示します。
- 何と比較したのか
- どの条件で有効なのか
- 初心者でも扱いやすいのか
- 苦手な場面はあるのか
自分で確認していない内容は、無理に断定しないことも大切です。確認済みの事実と未検証の情報を区別したほうが、攻略情報としての信頼性を保てます。
薄い個別ページを大量に作らない
「アイテム1個につき1ページ」のようなルールで機械的にページを増やすと、数行だけのページが大量に生まれることがあります。
ページを分けるか迷ったときは、そのページだけで検索した人の疑問に十分答えられるかを基準にします。
個別に説明する内容が少なければ一覧へまとめ、入手方法や条件、使い方など独立して説明する価値があるものだけ詳細ページにする方法があります。
Googleのスパムポリシーでも、検索順位の操作を主目的として、独自価値の乏しいページを大量に生成する「scaled content abuse」が禁止されています。生成方法がAIか人間かではなく、検索順位を操作するために大量の低価値コンテンツを作っているかが問題になります。
カテゴリーと内部リンクで情報を見つけやすくする
攻略記事が増えるほど、「情報はあるのに見つけられない」という問題が起きやすくなります。
そこで、
攻略トップ → カテゴリー → 一覧 → 詳細
というように、情報の深さに合わせて入口を用意します。
カテゴリーは単なる記事の保管場所ではありません。読者が目的の情報を絞り込むためのナビゲーションとして設計します。
内部リンクも同様です。SEO目的で無関係な記事まで結ぶのではなく、読者が次に必要とする情報へ自然につなげます。
検索順位ではなく読者が解決できるかを基準に更新する
検索順位が落ちたからといって、文章を足せば改善するとは限りません。不要な説明を追加すると、本当に必要な情報が埋もれることもあります。
記事を更新するときは、次の点から確認します。
- 情報が現在のゲーム内容と合っているか
- 結論が見つけやすいか
- 読者が迷う説明不足がないか
- 重複した説明が増えていないか
- 古い情報が残っていないか
SEOは、読者に必要なページを見つけてもらうための手段です。順位そのものではなく、「検索してきた人が問題を解決できたか」を基準に記事を整えます。
スクリーンショット・画像・著作権で注意すること
攻略サイトではゲーム画面のスクリーンショットが役立つ場面もありますが、自分で撮影した画面だからといって自由に使えるとは限りません。
公開前に、対象ゲームの権利者が示しているルールを確認します。
ゲーム会社ごとのガイドラインを確認する
画像や動画の利用条件は、ゲーム会社だけでなくタイトルごとに異なる場合があります。
少なくとも次の項目は確認しておきたいところです。
- スクリーンショットをWebサイトへ掲載できるか
- 広告などで収益化したサイトでも利用できるか
- 権利表記が必要か
- 公開してはいけない場面があるか
- 発売前・配信前情報に制限があるか
他タイトルで許可されていた方法が、そのまま別のゲームでも認められるとは限りません。実際に記事を書くタイトルの公式ガイドラインを確認してください。
公式画像や他サイトの画像を無断転載しない
公式サイトに掲載されている画像も、「公開されている=自由に転載できる」という意味ではありません。他の攻略サイトが作った図表や加工画像も同様です。
画像を使う場合は、たとえば次の方法を検討します。
- ガイドラインで利用が認められたゲーム内スクリーンショットを使う
- 利用条件が明確な公式配布素材を使う
- 自分で図解を作成する
利用可否を確認できない画像を、「他サイトでも使われているから」という理由だけで転載するのは避けたほうがよいでしょう。
発売前情報・ネタバレ・第三者の権利にも注意する
確認するのはゲーム会社の権利だけではありません。
ゲーム内に次のような要素が含まれる場合、第三者の権利が関係することもあります。
- 楽曲
- 他社キャラクター
- コラボコンテンツ
- 実在人物
発売前情報やストーリーの重要なネタバレについて、個別の公開ルールが設けられているケースもあります。
利用条件を判断するときは、他の攻略サイトの掲載状況ではなく、権利者が公開している情報を基準にします。
個人でゲーム攻略サイトを効率よく運営するコツ
個人運営で効率を上げるには、単純に文章を書く速度を上げるより、同じ作業を繰り返さなくて済む仕組みを作るほうが効果的です。
記事制作だけでなく、後から更新するときまで使える型を用意しておきます。
記事テンプレートと表の型を固定する
ボス・武器・アイテムなど、同じ種類の記事は情報の並びをそろえます。
武器記事なら、
「性能 → 入手方法 → 強化素材 → おすすめ用途」
のように基本の順番を固定します。
記事を書くたびに構成を考え直さずに済み、読者も同じ種類の記事なら欲しい情報がどこにあるか予測できます。
攻略メモをプレイ中に残して執筆を早める
ゲームを一通り遊んでから記憶だけで記事を書こうとすると、場所や条件を確認するための再プレイが増えます。
プレイ中に次の情報を記録しておくと、執筆時の確認作業を減らせます。
- 場所
- 条件
- 数値
- 手順
- スクリーンショット
- 気付いた注意点
ゲームをプレイする時間を、そのまま取材時間として使うイメージです。執筆時にはメモを整理し、読者が分かる形へ整える作業に集中できます。
全情報を網羅するより需要の高い攻略から優先する
個人サイトでは、大手サイトと記事数を競うより、「自分が正確に扱えるテーマ」を選んだほうが運営を続けやすくなります。
記事候補が多いときは、次の3点で優先順位を付けてみてください。
- プレイヤーが困りやすいテーマか
- 自分で正確に確認できるか
- 公開後も更新を続けられるか
すべてを網羅してから公開するのではなく、需要があり、自分で責任を持って確認できる情報から増やします。
更新履歴とゲームバージョンを管理する
記事が増えると、アップデート後に「どの記事が影響を受けるのか」を探す作業そのものが負担になります。
記事ごとに、次の情報を管理しておくと確認対象を絞りやすくなります。
- 最終確認日
- 確認したゲームバージョン
- 修正内容
- 関連する記事
すべてを記事上に表示する必要はありません。運営用の情報はNotionやスプレッドシートなどで管理し、公開記事とは分ける方法もあります。
ゲーム攻略サイト作りで失敗しやすいパターン
ゲーム攻略サイトは「記事を増やせば増やすほど良い」と考えると、個人では維持できなくなることがあります。
ここでは、サイトを作り始めた段階で起きやすい失敗を整理します。
最初から複数ゲームを広く扱いすぎる
複数タイトルを同時に始めると、必要な攻略記事も更新対象も一気に増えます。
さらに複数のゲームでアップデートが重なれば、古い情報の修正まで同時に発生します。新しい記事を書くだけで手いっぱいになり、公開済み情報の確認が後回しになることも考えられます。
1タイトルで更新の流れまで経験し、余力を把握してから次のゲームへ広げるほうが現実的です。
競合サイトの情報をまとめ直すだけになる
上位サイトを見ること自体は競合調査として役立ちます。ただし、複数サイトの内容を集めて言い換えただけでは、読者が自分のサイトを使う理由は生まれにくくなります。
競合を見るときは、「何が書かれているか」だけでなく、何が不足しているか、自分なら何を確認できるかまで考えます。
たとえば、条件別の比較、実際のゲーム画面、初心者が迷いやすい部分の補足など、自分で確認できる情報を記事へ反映します。
記事を量産して更新が追いつかなくなる
攻略記事は、公開した瞬間から将来の更新対象になります。
記事数が増えれば、新しい情報を追加する作業だけでなく、既存記事が現在のゲーム内容と一致しているか確認する範囲も広がります。
新規記事を何本出したかだけを目標にせず、「公開した情報を維持できるか」も同時に考えましょう。
古い攻略記事を大量に残すより、自分で確認できる範囲を正確に保つほうが、読者にとって使いやすいサイトになります。
サイト設計なしでカテゴリーやタグを増やしすぎる
記事を追加するたびに新しいカテゴリーやタグを作ると、似た意味の分類が増えやすくなります。
たとえば、
- 武器
- おすすめ武器
- 武器攻略
が別カテゴリーとして存在していると、読者はどこを見ればよいか判断しづらくなります。
新しい分類を作る前に、
- 既存カテゴリーへ入れられないか
- 複数の記事をまとめる分類として必要か
- 読者がその分類から情報を探すか
を確認します。
カテゴリーやタグは数を増やすためのものではなく、読者が情報を絞り込むための仕組みです。
ゲーム攻略サイトの作り方に関するよくある質問
ゲーム攻略サイトを作る前に迷いやすい点をまとめます。
無料でもゲーム攻略サイトは作れる?
無料ブログなどを使えば、費用をかけずに攻略情報を公開することはできます。
ただし、使える機能や広告、デザイン、URL、利用規約などはサービス側の条件に左右されます。
選ぶ基準は、「とりあえず情報発信を試したいのか」「自分でサイト構造や運営方法を管理しながら長く育てたいのか」です。
後者であれば、独自ドメインとWordPressを使った運営も比較対象になります。
HTMLやプログラミングの知識は必要?
WordPressで一般的な攻略サイトを始めるだけなら、HTMLやプログラミングの知識は必須ではありません。
記事投稿、カテゴリー設定、メニュー作成などは管理画面から操作できます。
運営を続けるなかでHTMLやCSSの基礎が分かると、細かなデザイン調整や問題解決に役立つ場面はあります。ただし、学習を終えてからでなければサイトを始められないわけではありません。
1人でも企業系攻略サイトと差別化できる?
差別化はできます。ただし、記事数や更新人数で企業系サイトと正面から競う方法は個人向きではありません。
個人サイトなら、次のように範囲を絞ることで独自の役割を作れます。
- 特定タイトルを深く扱う
- 特定のプレイスタイルに絞る
- 自分で確認した検証内容を詳しく残す
- 初心者が迷う箇所を丁寧に補足する
- 条件別の違いを比較する
大手攻略サイトを小さく再現するのではなく、「このテーマなら詳しい」と認識してもらえる分野を作るほうが差別化しやすくなります。
攻略サイトはどのくらいの記事数から始めればいい?
「○記事そろえば公開すべき」という共通の基準はありません。
Googleも、コンテンツを特定の文字数に合わせて作ることを推奨しておらず、量そのものではなく、読者が目的を達成できる内容になっているかを重視する考え方を示しています。
公開初期なら、たとえば次のようなページをつなげるところから始められます。
- 攻略トップ
- 初心者向けページ
- 主要カテゴリー
- 特に需要が高い詳細記事
記事数を目標にするより、「このサイトに来た人が、少なくとも一つの悩みを最後まで解決できるか」を基準にすると判断しやすいでしょう。
まとめ|まずは1タイトルの攻略サイトから小さく始めよう
個人でゲーム攻略サイトを作るなら、最初から大規模なサイトを完成させる必要はありません。
始める段階では、次の流れを押さえておけば十分です。
- 扱うゲームと読者を決める
- 自分が継続して確認できる攻略範囲を決める
- WordPressを使うための環境を用意する
- カテゴリーや一覧ページの役割を決める
- プレイしながら一次情報を集める
- 需要の高い攻略記事から公開する
- 関連記事を内部リンクでつなぐ
- Search Consoleで検索され方を確認する
- ゲームの変更に合わせて記事を更新する
攻略サイトは、記事を公開した時点で完成するメディアではありません。ゲームをプレイして新しい疑問を見つけ、情報を確認し、古くなった記事を直す。その積み重ねで少しずつ使いやすいサイトになります。
これから始めるなら、サーバーを選ぶ前に「扱う1タイトル」「主な読者」「自分が更新できる攻略範囲」の3つを書き出してみてください。
そこまで決まれば、次に必要なのはWordPressの準備と、攻略トップからつながる最初の記事です。最初から完全網羅を目指さず、読者の悩みを一つずつ解決できるサイトを作っていきましょう。

