WordPressでゲーム攻略サイトのTOPページを作る方法|実際の構成・ナビゲーション設計を解説

攻略記事を増やしても、ゲームの途中から訪れた読者が「次に読む記事」を見つけられなければ、せっかくの情報を活かしきれません。そこで役立つのが、ゲームタイトルごとに攻略情報をまとめたTOPページです。

Colorful Mediaでも、大手攻略メディアのように作品別の攻略TOPを用意したいと考え、サイトの構成を整えてきました。ここでは実際の『ニーア レプリカント』攻略TOPを題材に、読者が探す順序に合わせたナビゲーション設計と、WordPressでの基本的な作り方を紹介します。

この記事で扱うのは、サイト全体のホームページではなく「1作品専用の攻略TOP」です。作り方は、独自プラグインを使わない方法が中心です。

この記事の要約

  • ゲーム別攻略TOPでは、ストーリーを順に追う入口と、武器・ボスなど目的から探す入口を分けて用意します。
  • WordPressの固定ページと通常のリンクを使えば、作品別TOPの基本形を作れます。独自プラグインは必須ではありません。
  • 公開前に、実際の読者の目的を想定してリンクをたどり、スマートフォンでも迷わないか確認します。

この記事でわかること

  • サイト全体のホームページと、ゲーム作品ごとの攻略TOPの役割の違い
  • 実際の攻略TOPを参考にした、掲載項目や順番、記事への導線の決め方
  • WordPressで固定ページを用意し、リンクを設置・更新・確認する具体的な手順
目次

ゲーム別攻略TOPとサイト全体のTOPページは何が違う?

ゲーム別攻略TOPは、特定の作品の攻略情報に入るための「目次」の役割を持ちます。一方、サイト全体のTOPページは、複数のゲームや記事ジャンルから目的の作品を選ぶ入口です。

ページ主な役割設置する情報の例
サイト全体のTOP読みたい作品や記事ジャンルを選ぶゲームタイトル一覧、最新記事、カテゴリー
ゲーム別攻略TOP1作品の攻略情報を探すストーリー攻略、武器・アイテム、ボス、マップ
個別攻略記事具体的な疑問や攻略手順を解決する特定のステージの進め方、武器の入手方法

読者は「サイトTOP → 作品別TOP → 目的の一覧や攻略記事」と順にたどって、情報を探せます。

ただ、検索エンジンから個別記事へ直接入る読者もいるため、個別記事から作品別TOPへ戻れる導線も考えておくと便利です。

ここで注意したいのは、WordPressの「設定 → 表示設定 → ホームページの表示」です。これはサイト全体のホームページを指定する設定であり、ゲーム別TOPを作るために変更するものではありません。

WordPress公式の【静的フロントページの解説】でも、サイトのホームページとして固定ページを指定する機能と説明されています。

これからサイトそのものを立ち上げる場合は、別記事の【ゲーム攻略サイトを一から作る手順】を参考にしてください。ここからは、すでにあるWordPressサイトへ作品別の入口を用意する方法に絞って説明します。

攻略TOPに載せる情報と表示順を決める

編集画面を開く前に、読者が何を探しに来るかを書き出してみます。候補をすべて並べるのではなく、順番に読みたい情報と、必要なときだけ探す情報を分けると、構成を決めやすくなります。

ストーリー中心のゲームを想定した、情報の分類例は次のとおりです。

情報の種類入口の作り方並べ方の判断
ストーリー攻略章・エリア別の攻略チャートゲームの進行順を優先
分岐・エンディング条件や進行先の案内分岐点を明示し、必要ならネタバレに配慮
ボス攻略ボス名や出現区間の一覧目的の戦闘を探せる名前にする
武器・アイテム一覧記事や入手方法へのリンク種類・入手目的などで分類
マップ・収集要素エリアや対象物の一覧場所から探せる構成にする

あくまで設計例なので、対戦ゲームならキャラクター別の情報、育成ゲームなら育成や素材集めなど、作品の遊び方に合わせて入口を選びます。

まず「最初に知りたいこと」への入口を置く

ストーリー攻略が中心の作品では、初めて攻略TOPを開いた読者が「どこから進めればいいか」を判断できる位置に、攻略チャートの入口を置く方法が考えられます。

序盤・中盤・終盤のまとまりがあるなら、作品の区切りをそのままセクションに使うと自然です。

大切なのは、新しい記事から先に並べることではなく、ゲーム内の進行順を保つことです。途中で順番が分岐する場合は、無理に一本道の番号を振らず、分岐先を別々のリンクとして示します。

ただし、「ストーリー攻略」を必ず最上部に固定すべきという意味ではありません。攻略対象がキャラクター育成や装備構築なら、よく使われる情報を上に置いたほうが、読者の目的に合います。

ボス・武器・マップなどは目的別にまとめる

ストーリーの順番を追う読者と、「いま使っている武器の入手場所だけを知りたい」読者とでは、探し方が異なります。

そのため、進行順のリンクとは別に、「ボス攻略」「武器・アイテム」「マップ」といったまとまりを用意する設計が有効です。個別記事を何十本もTOPへ直接並べる必要はありません。

関連する記事が多い項目は、TOP → 一覧記事 → 個別記事の順につなぐ方法もあります。

見出しには、「お役立ち情報」のような幅広い言葉ばかりを使わず、何が探せるのか分かる名前を付けます。記事がまだ少ない場合は、空のセクションを増やさず、公開済みの情報から組み立てれば十分です。

実例:ニーア レプリカント攻略TOPの構成を読み解く

Colorful Mediaで公開している【ニーア レプリカント攻略TOP】を例に、読者の動きから構成を見てみます。

公開ページ情報では、「ストーリー攻略」のほか、「ボス攻略」「武器・アイテム」「マップ」「実機攻略・検証状況」「ゲーム基本情報」といった区分を確認できます。

このTOPの特徴は、ゲームを順番に進める入口と、必要な攻略情報だけを探す入口を分けている点です。以下は公開ページの項目構成に基づく分析であり、クリック率などを測定した成果報告ではありません。

少年編・青年編と分岐をたどるストーリー導線

ストーリー攻略では、少年編と青年編が分かれています。少年編には「プロローグ~石の神殿」から始まる進行順のリンクがあり、青年編は固定区間、攻略順が分かれる区間、終盤という形で案内されています。

注目したいのは、青年編の分岐区間です。たとえば「神話の森」「崖の村」「ロボット山」など、分岐先を選べる形にしておけば、プレイヤーは現在の進行状況に合う記事を探せます。

ここから、別の作品にも応用できる考え方が見えてきます。それは、一本道の区間は順番どおりに、選択できる区間は選択肢として表示するという設計です。分岐がある作品でも、すべてのリンクを一本道の番号に押し込む必要はありません。

ボス・武器など「目的から探す」導線

同じTOP内には、ストーリーの進行表とは別に「ボス攻略」「武器・アイテム」「マップ」の区分があります。武器・アイテムには、武器一覧と入手方法をまとめた記事への入口が用意されています。

物語の途中で武器を探したくなった場面を考えてみてください。この構成なら、序盤からストーリー記事をたどり直さなくても、「武器・アイテム」から一覧へ進めます。

「実機攻略・検証状況」のように、サイトで確認・公開している範囲を伝える項目も特徴のひとつです。ただ、こうした項目では、掲載済みの内容と未確認の内容を区別できる言葉を選び、すべてが検証済みだと誤解させない配慮が必要でしょう。

WordPressでゲーム別攻略TOPを作る手順

ここではWordPressの標準的なブロックエディターを前提に、固定ページ方式で基本的な攻略TOPを作ります。

実際のColorful Mediaの公開TOPには独自の管理機能も関わっていますが、その管理画面の操作をWordPress標準の手順として紹介するものではありません。

標準機能で始める理由は単純で、作品別の見出しと攻略記事へのリンクを並べるだけなら、専用の開発をしなくても形にできるからです。

手順1:ゲーム作品専用のページを用意する

WordPressの管理画面で「固定ページ → 新規追加」を選び、作品名が分かるページタイトルを入力します。これはWordPress公式の【固定ページ作成手順】に沿った方法です。

ページを作成したら、本文に入れる攻略セクションを決め、まずは下書きとして保存します。パーマリンクは、作品名が推測できる短い文字列を候補にし、既存ページや投稿と重複しないか確認してください。

なお、「設定 → 表示設定」でホームページを切り替える必要はありません。作成した固定ページは、あとでサイトTOPやゲーム一覧ページからリンクして使います。

手順2:見出し・リンク・ボタンで攻略セクションを作る

次に、編集画面で「見出し」ブロックを使い、「ストーリー攻略」「ボス攻略」「武器・アイテム」などのセクションを用意します。各セクションには、「リスト」ブロックなどで公開済み記事へのテキストリンクを並べます。

以下は、最小構成の配置例です。

  1. ページ冒頭に、作品名と、どんな攻略情報を掲載しているかを短く記載する。
  2. 「ストーリー攻略」の見出しの下に、プレイ順のリンクを並べる。
  3. 「ボス攻略」「武器・アイテム」など、目的別の入口を追加する。
  4. 作品の基本情報や、確認できている攻略範囲を必要に応じて配置する。

「攻略チャートを見る」など目立たせたい導線には、【WordPressのボタンブロック】も使えます。ただし、すべてのリンクを大きなボタンにすると、かえって一覧しづらくなることがあります。通常の文字リンクで足りる箇所まで、装飾を増やす必要はありません。

手順3:記事一覧とサイト内の導線をつなぐ

TOPのリンクを並べ終えたら、サイト側にもそのページへの入口を作ります。サイトTOPのゲームタイトル一覧や、使用しているテーマのメニューなど、読者が自然にたどる場所からリンクしてください。

攻略チャートの順序を手動で固定しておけば、記事の公開日が前後してもゲームの進行順は崩れません。新しく追加した攻略記事を一覧表示するなら、【WordPressのクエリーループブロック】が候補です。記事の種類やカテゴリーで絞り込む場合は、クエリータイプを「カスタム」にして条件を調整する必要があるケースもあります。

表示方法向いている用途注意点
手動リンクストーリー順・優先したい攻略記事新記事の公開時にTOPを更新する
自動一覧同じカテゴリーの新着記事新着順とゲームの攻略順は一致しない

メニューの追加方法はテーマによって異なります。ブロックテーマのナビゲーション機能と、SWELLなどテーマ独自のメニュー設定画面を、同じものとして案内しないよう注意してください。WordPress公式の【ナビゲーションブロックの解説】も参考になります。

読者が迷わないナビゲーション設計のポイント

TOPを作ったら、ページを眺めるだけでなく、攻略中の読者が取りそうな行動を想像してみます。

「次のストーリーへ進みたい」「特定のボスで止まった」「武器の入手方法を調べたい」では、最初に選ぶリンクがそれぞれ違います。

攻略チャートはプレイの進行順に並べる

攻略チャートを時系列で示す必要がある作品なら、TOPもその順に並べると、読者は前後の関係をつかみやすくなります。

タイトルに「第1章」「第2章」のような順番を入れる場合は、実際のゲーム進行と合っていることが前提です。

分岐がある作品では、進行できる選択肢を横並びにして示す方法や、「ここから攻略順が分岐」と注記する方法があります。分岐の順番や解放条件が未確認なら、確定したルートのように表示しないでください。

一覧記事と個別攻略から戻れるリンクを設ける

読者はTOPから入るとは限りません。検索結果から武器の入手方法を読んだあと、同じ作品の別の武器やエリア攻略を探したくなる場合もあります。

そこで、個別記事から「武器一覧」や「ゲーム別攻略TOP」へ戻れるリンクを用意することを考えます。基本の流れはTOP → 一覧 → 個別攻略で、個別攻略からは一覧またはTOPへ戻れるようにします。

すべてのページに大量のリンクを並べるのではなく、読後に次の疑問が生まれる位置へ置くのが自然です。パンくずリストが表示されているサイトでも、読者に必要な文脈リンクがあるかどうかは別に判断するとよいでしょう。

スマホとページ内ジャンプで探しやすさを保つ

TOPが長くなったら、上部に主要セクションへのリンクを置くことも検討できます。WordPressには、ページ内の特定位置へ移動する【ページ内ジャンプ】の仕組みがあります。

ただし、目次やジャンプリンクを付ければ必ず使いやすくなるわけではありません。見出し名が曖昧だったり、クリック先に目的の記事がなかったりすると、かえって迷いやすくなります。

公開前には、スマートフォンの幅で見出しやリンクが読み取れるか、指で目的のリンクを押しやすいか、長い一覧の途中から戻れるかを試してください。PCの見た目だけで完成と判断しないほうが安全です。

攻略記事が増えてもTOPページを更新しやすくする

記事が増えてくると、TOPの作成よりも維持のほうが課題になります。最初から大きな管理システムを用意するより、新しい攻略記事を公開するときに入口も確認するという運用から始める方法があります。

手動で並べる記事と自動表示する記事を分ける

攻略順に意味がある記事は、ゲームの進行順を基準に手動で並べるのが基本です。新着記事の自動表示は別枠に置き、攻略チャートの途中へ割り込まない構成にします。

自動化には更新漏れを減らせる利点がある一方、カテゴリーや表示条件が適切でないと、別のゲームの記事が混ざる可能性もあります。

公開後に一度表示を確認し、意図した作品の記事だけが並んでいるか点検しましょう。

未公開・未確認の攻略項目を誤案内しない

TOPには、すでに公開している攻略情報と、これから制作する情報が混在しがちです。記事のリンクがまだない場所に、実在する記事のような案内を置かないようにします。

攻略の発生条件や入手場所などに未確認の項目がある場合も同様です。TOP側で「確定」と書く前に個別記事のEvidenceと照合し、必要なら対象プラットフォームやゲームのバージョンを明記します。

未確認は「存在しない」と同じではありません。

公開前にチェックすること:目的の記事にたどり着ける?

TOPの確認は、リンクの数を確かめるだけでは終わりません。次の3つの目的を想定し、実際にページから移動してみてください。

  • ストーリーを進めたい:現在の区間から次の攻略チャートを探せるか。分岐先の表示は適切か。
  • 武器を集めたい:「武器・アイテム」から一覧、必要なら個別の入手方法まで進めるか。
  • ボスで詰まった:「ボス攻略」から該当する戦闘の解説を見つけられるか。

あわせて、リンク先の公開状態、見出しとリンクの文言、サイトTOPからの入口、スマートフォン表示を確認します。画像やゲームのロゴを載せる場合は、利用条件や権利の確認も必要です。

WordPressでは、下書きプレビューと公開後の表示が同じとは限りません。公開・更新後は実ページでリンクとデザインを見直し、利用しているテーマやプラグインの表示も確認しましょう。

まとめ:ゲーム別攻略TOPは読者の「次に読む」を決める入口

ゲーム攻略サイトのTOPページは、記事をたくさん並べる場所ではなく、読者が必要な情報へ進むための入口です。

作品の進行順と、武器・ボスなど目的から探す情報を分けると、それぞれの探し方に対応できます。

初めから凝った仕組みを作る必要はありません。まずは作品専用の固定ページに、必要な見出しとリンクを置くところから始めてみてください。

そのうえで、記事数や運営上の困りごとに合わせて構成を見直していくほうが、攻略制作に使える時間を確保しやすくなります。

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